投稿日2015年2月1日
エコミュージアムを活用した住民とコミュニティのエンパワーメント
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概要
目的
- 地域資源の再発見をとおし、人材育成や持続可能なまちづくりへと発展させる。
- 住民とコミュニティのエンパワーメント。
実施概要
- エコマップを作成すること等を通じて地域の魅力を地域住民自らが発見する。
- 自治体内の各地域でまちづくり協議会を結成し、発見した資源の保存、展示、活用法を自ら考える。
- 行政は、事業段階に応じた継続的な支援をすることで、各地域の人材を発掘、育成し持続可能なまちづくりへとつなげていく。
期待効果
その他、特徴的な効果
- 地域のアイデンティティの構築
- 住民とコミュニティのエンパワーメント
実施内容とポイント
全体を通じたポイント・考え方
- 地域住民が主体者となるための機会の提供、手法等の誘導策を実施する。
- エコミュージアムは、地域全体を博物館として捉え、住民参加で、地域の資源を発見、保存することに始まり、展示、活用へと展開していく活動である。
ステップ1体制・仕組みづくりと予算措置
実施内容 |
住民が地域の個性を発見し、再構築する自主活動を、行政がバックアップするための体制・仕組みを構築し、必要な予算措置をする。 |
ポイント・考え方 |
単年度事業でなく、ホップ、ステップ、ジャンプの流れを考えた長期事業として構想することが必要。 |
ステップ2住民自らで地域の魅力や資源を再発見
実施内容 |
- エコミュージアムの手法を活用して、住民自らが地域の魅力や資源を再発見し、地域のアイデンティティを明らかにしていく活動を実施する。
- 実施内容としては、地域遺産の調査、整備、マップづくり、地域にとって大切な人材の発掘、地域の宝を見つけるという視点でのまち歩きなどが考えられる。
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ポイント・考え方 |
- ステップ3以降の活動の準備段階として、地域にあるものを住民が自ら再発見する。
- 発見する内容は、地域遺産だけでなく、歴史・物語などの無形資源も対象になる。
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ステップ3地域まちづくり協議会の設置
実施内容 |
活動を発展させるための主体となる「地域まちづくり協議会」を設置する。 |
ポイント・考え方 |
発見した地域の魅力を伸ばすための体制づくりを行う。 |
ステップ4まちづくり事業の実施と人材育成
実施内容 |
- まちづくり協議会が、発見した地域資源をより魅力的なものへと発展させるための事業を提案する。
- その提案をエコミュージアムを推進する組織で審査し、選ばれたものに対して、資金を補助する。
- 事業を実施する中で、まちづくり協議会の中の人材を発掘、育成していく。
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ポイント・考え方 |
- 推進組織には、各まちづくり協議会も入り、審査される側だけでなく、審査する側に回ることで主体性を引き出す。
- 事業が動きだすことで、地域の人材が事業に参加してくる。
- 事業としては、特産品の開発等、コミュニティビジネスも考えられる。
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ステップ5段階的で継続的な支援によるコミュニティエンパワメント
実施内容 |
- 住民主体のまちづくりに対して、行政が段階に応じて持続的なまちづくり活動へとつなげていくため、資金面での支援を継続する。
- 資金面での支援により、特産品の開発であれば、レシピの統一、共同作業場の建設、製造販売のように事業展開していく。
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ポイント・考え方 |
- 持続的なまちづくり活動へとつなげていくために、継続的な支援を実施する。
- 地域により温度差が出ることもあるが、まずは良いものを伸ばし、人材を育成していく。
- 上手くいく地域がでることで、他の地域も本気になり、良い提案が上がってくるのを待つ。
- 徐々に支援対象を、市民団体等に広げていく等、状況に段階に応じた支援体制を検討する。
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実施主体・協働・推奨される自治体
実施主体
地域まちづくり協議会
住民・行政参加度
参考事例
関連モジュール
相乗効果モジュール