会員の声

投稿日 2014年3月27日

飯田市 市長 牧野 光朗氏

環境首都創造ネットワークは、環境首都をめざし地域から持続可能な社会を築く強い意欲がある自治体、NGO、研究機関など多様な主体が、対等な立場で各々の特性を活かすことができる戦略的ネットワークを形成するための核となるものであります。

 

当市におきましては、既に多治見市、水俣市との相互人事交流や、任期付職員採用によるNPOとの人材交流を実践しておりますが、ネットワークの構築により「人材の戦略的流動化」を一層進め、双方がそれぞれの力を相互に補完し、環境政策を深化させ、レベルアップにつながるよう期待しております。

 

このネットワークの活動をもとに、多様な主体が各々の力を高めながら、さらにパートナーシップによる相乗効果を生み出し、日本社会として取り組むべき社会的課題を明確にし、それを国全体、そして世界に向けて発信していけるよう、皆様と一緒に行動したいと考えておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

宇部市 市長 久保田 后子氏

緑と花と彫刻のまち・宇部市は、基礎素材型産業を軸として発展した「工業」と、豊かな自然の恵みを生かした「農林漁業」、UBEビエンナーレに代表される野外彫刻など街を彩る「アート」の調和を図る『環境先進都市』として、持続可能な社会づくりに取り組んでいます。

 

更に、自治体間の連携と交流を推進するため、2012年夏には、環境首都創造NGO全国ネットワークの杦本代表幹事、宮本水俣市長、財部(ルビ:たからべ)対馬市長にご出席いただき、「中国・九州地区環境先進自治体サミット」を開催し、低エネルギー都市実現のための政策や、子どもたちのためのスタディツアーなどを共同で実施することを宣言しました。

 

そして、このたび、『環境首都創造ネットワーク』の設立に参画し、今後は、優れた政策を『環境先進都市』と連携し共同で実施していきます。

 

次世代に豊かな地球環境を継承していくため、『環境首都創造ネットワーク』に多くの自治体が参加されることを期待しています。

 

新城市 市長 穂積 亮次氏

2001年から10年間にわたって、NGOが主体となり日本の環境首都を選ぶコンテストが行われてきた。

新城市とネットワークとの関わりはここから始まった。

 

このコンテストは「環境」だけを捉えたコンテストと思われがちだが、実は「まちづくりのあり方」についてのメッセージでもあった。

そして、このコンテストに参加している自治体、NGO、研究者が集まり、その時々に課題となっているテーマを設定し、議論するフォーラムが年1回のペースで開催され、私は市長就任以来、欠かさず参加させていただいている。

 

そして、自治体の環境施策がここ10年内外で長足の進歩を遂げてきたことを肌で感じている。

特に3.11以降、再生可能エネルギーの利活用にかかわる市町村レベルの政策展開は、地域資源のあり方を左右するだけに、自治体の本領を発揮すべき分野となっている。

よって議論も濃密きわまりないものになってきているが、この議論の質は、フォーラムで同席する研究者やNGO関係者の知識と発想力による部分も大きい。

 

この度、こうした協働関係を活かし、地域から仕組みを変える力へ転じさせるために「環境首都創造ネットワーク」が発足した。

 

ぜひ多くの自治体に積極的に参加いただき、将来のための議論に加わっていただきたいと願う。