投稿日2016年1月29日 専門性のある外部人材を活かし、木質バイオマス事業を推進

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概要

目的

木質バイオマス事業を推進するため、専門性を有する外部人材(組織)を導入する。

実施概要

木質バイオマス事業を健全に進めるためには、事業実施地域の実情を把握していることと、木質バイオマスに関する専門性を有していることが重要である。

しかし、木質バイオマス推進に適した地域に、その両者を兼ね備えた専門性を持つ人材がいることは多くない。

そこで、木質バイオマスについて専門性を有する外部人材(組織)を招聘し、健全に木質バイオマス事業を推進する。

期待効果

その他、特徴的な効果

森林の保全・健全化

実施内容とポイント

全体を通じたポイント・考え方

  • 事業実施地域の木質バイオマスに係る実情(供給能力、需要能力)を把握していること
  • 木質バイオマスに関する専門性を有する人材を確保すること

ステップ1事業実施地域の実情把握

実施内容 事業実施地域の実情を把握する。
ポイント・考え方
  • 事業実施地域において、木質バイオマス事業に用いることができる材の種類(薪・チップ・ペレット)とその供給可能量等を把握する。
  • 事業実施地域において、熱需要や熱電併給需要のある施設を抽出する。

ステップ2協力者及び専門性のある外部人材の確保

実施内容 把握した事業実施地域の実情に基づき、地域内外の協力者と専門性のある人材を確保する。
ポイント・考え方
  • 把握した事業実施地域の実情に基づき、当該地域に望ましい木質バイオマス事業の概要をつかむ。
  • 事業の実施に必要な地域内外の協力者を確保する。
  • 事業に必要な専門性を有する人材の協力を確保する。なお、地域内にそのような専門性を有する人材がいることは多くないため、いない場合は外部から招聘する。
  • 事業実施地域において、木質バイオマス事業に用いることができる材の種類(薪・チップ・ペレット)とその供給可能量等を把握する。

ステップ3事業の設計

実施内容 専門性のある人材の協力のもと、木質バイオマス事業のスキームを設計する。
ポイント・考え方
  • 確保した協力者及び専門性のある人材の協力のもと、当該地域における木質バイオマス事業のスキームの詳細を設計する。
  • 協議会や検討会議等を設け、進めることができれば望ましい。

ステップ4事業の推進及び専門性のある人材の養成

実施内容 設計した木質バイオマス事業を推進するとともに、地域内に事業を推進できる専門性を有する人材を養成する。
ポイント・考え方
  • 引き続き、スキーム設計において協力を得た協力者及び専門性のある人材の協力のもと、事業を推進する。
  • 推進の核となる組織を設置し、その組織等が中心となり、事業を推進しつつ、以後の事業を担える専門性を有する人材を地域内で養成する。

実施主体・協働・推奨される自治体

実施主体

行政と関係事業者等による協働組織

住民・行政参加度

マンパワー
住民・事業者3:行政主体3
資金
行政主導4:住民・事業者2
総合
住民・事業者3:行政主体3

協働によりどのような相乗効果を期待できるか

  • 社会的信用の付与
  • 事業推進に必要な協力体制及び専門性の付与

推奨自治体の自然・社会的要件等

一定程度以上の森林率と林業事業体を有すること。

地域内にまとまった熱需要施設があることが望ましい。

参考事例

自治体名紫波町、西粟倉村、下川町

専門性を有する事業者の招聘や地域おこし協力隊制度等を活用している。

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